 |
コンタクトレンズは目の角膜に直接のせる近視、遠視および乱視を矯正するための「医療用具(=医療機器)」です。特に強度近視、乱視、円錐角膜や、角膜に凹凸のある不正乱視のあるかたには良い矯正視力が得られます。
レンズは、涙の表面張力で角膜上に接着し、角膜中央部のカーブがきつく、周辺部のカーブが大きいため、角膜中央部で安定してレンズが下方に落ちないように、ハードレンズは上下のまぶたで又、ソフトレンズは上まぶたで支えています。
コンタクトレンズの種類は、ハードレンズ(酸素を通さないレンズと、酸素透過性のレンズ)と、ソフトレンズ(水を含むレンズと、水を含まないレンズ)とに大別されます。 |
 |
 |
 |
| ハードレンズは、酸素透過性のレンズが素材を構成する材料の分子間を大きくすることにより酸素の透過量を上げ終日装用(睡眠中を除く)から連続装用(睡眠中も含む)までできるものがあり、主流をなしています。 |
 |
 |
 |
ソフトレンズは、レンズに含まれる水分に酸素が溶け込み、水中を酸素が移動することにより酸素を透過します。
酸素の透過性をよくするためにレンズの水を含む率を高め、その厚みを薄くすることにより酸素の透過性を向上させています。ソフトレンズには、終日装用、連続装用レンズのほかに乱視用や、今現在の主流になっている「使い捨てコンタクトレンズ」(ディスポーザブルレンズ)があります。
当院では、使い捨てコンタクトレンズ装用者の割合は「80〜90%」にもふえており、今後も増えると思います。
角膜は元来、血管のない組織であり酸素の供給は、涙に溶けた酸素が角膜から浸入し、組織が維持されます。外界と角膜を遮断するレンズは酸素を多く通過するほどよいレンズといえます。又、涙は角膜前面への酸素の供給のほかにレンズ表面の汚れを落としたり、目の乾燥を防ぐ役割も持っています。 |
 |
 |
 |
現在、コンタクトレンズの装用者は、「1,600万人」を越えており、そのうち85%がソフトレンズ、15%がハードレンズと推測されます。
特に「使い捨てコンタクト」の装用者コンタクトレンズ装用者は「70%」を超え、年々増加してきております。
理由としては、レンズ内に汚れが蓄積される前に交換することにより衛生的であり、汚れたレンズを使用している人にくらべて障害が起こりにくいことは容易に推測されます。
又、消毒方法も煮沸消毒する必要がないことも、装用者が増加している理由と考えられます。
乱視用の使い捨てレンズや、遠近両用の使い捨てレンズも最近多く使用されるようになってきました。
ただし、コンタクトレンズはあくまでも「医療用具」(正確には医療機器といわれます)ということをじゅうぶんに知っておいてください。
レンズの消毒や定期検査をおこたれば、角膜障害を引き起こし視力低下の原因になったり、レンズの汚れが原因でアレルギー性結膜炎も発生することがあります。
レンズの購入、処方はイメージだけで選ばず、
必ず専門の眼科医のいる施設で、
個人個人にもっとも適切なレンズをよく相談されることを望みます。
コンタクトレンズは「安ければいい」というものではありません。
目にとって、コンタクトはあくまでも「異物」であることには変わりありません。 |
 |
 |
 |
| 最後に、コンタクトレンズを使用するにあたっては、 |
 |
 |
 |
|
装用時間を守ること |
|
取り扱い方法を守り、正しく使用すること |
|
定期検査を必ず受けること(眼科専門医のいる施設で) |
|
少しでも異常を感じたら直ちに眼科医の検査を受けること |
 |
 |
|
 |
 |
| 以上の点に気をつけて、「快適なコンタクトレンズ生活」をおすごしください。 |
|