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子供さんの近視について
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新学期になりますと小学校、中学校では毎年視力の検査が行われます。
この項目では、子供さんの視力低下−近視−についてお話いたします。
近くのものはよく見えますが、遠くのものが見えないことを近視といいます。
正視といって全く正常な場合は(
図1
)のように網膜にピント(焦点)が合う状態のことをいいます。
しかし、近視になりますと、眼軸といって目の奥行き(=目の長さ=眼軸長(がんじくちょう))が長くなってしまい、網膜の前方でピントが合う状態になってしまいます。(
図2
)
この状態では遠くのものははっきり見えず、ぼやけて見えてしまいます。
正確な原因はわかっておりませんが、下記のことが考えられています。
〇
遺伝的なもの
ご両親が近視の場合は、子供さんが近視になる割合は比較的高くなっているといわれています。
〇
環境的なもの
成長期にあたる、小学生、中学生、高校生の時期は、勉強、受験、読書、又、テレビ、コンピューターゲーム、パソコンなど急激に近くを見る時間が長くなる時期にあたります。
このように、近くを見る時間が長くなることで目の疲れが生じ近視が発生するのではないかと考えられています。
近くのものを見るときには、網膜にピントを合わせるために、水晶体の厚さを「調節すること」が必要になります。
テレビや勉強などで近くのものを見る時間が長くなったときはこの「調節すること」がマヒしてしまい、調節痙攣という状態になります。
この時期のときは、目の調節をやわらげる目的で、目ぐすりを使って治療する方法があります。
ただし、一時的に目の調節をやわらげるための治療で、根本的に近視をなおす目ぐすりというものは残念ながらありません。
一般的には、日常生活に不自由を感じたら、めがねが必要になってきます。
〇
学校で黒板の字が見にくくなってきたとき
〇
家のなかで目を細めてテレビをみたり
など、生活態度に影響がではじめるようになりましたら、めがねをかけて生活をしたほうがよいでしょう。
以前はよく「めがねをかけはじめると近視が進む」ということをよく聞きましたが、これは全くの迷信です。
めがねをかけたりはずしたりしても、近視は進みません。
ただし、めがねをかけはじめる年齢が、ちょうど近視も進む年齢と同じなため誤解されることがあると思います。
そのとき、そのときでめがねの度が変わってくることがありますが、必要に応じてめがねの度を調整することは必要になってきます。
近視の場合、コンタクトレンズで矯正することは可能です。
ただし、コンタクトレンズは直接角膜の表面にのせるため、目に障害がでることもありえます。
コンタクトレンズは、ご本人がレンズの入れはずしができる年齢になれば可能だと思います。
個人差もありますので、いつからコンタクトレンズが可能かどうかは、おといあわせください。